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【世相】『サヨナラニッポン~若者たちが消えてゆく国~』--第21回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
1:ライトスタッフ◎φ ★:2012/08/21(火) 21:58:42.86 ID:???
※以下はフジテレビで8月22日(水)26時40分~27時35分に放送される
第21回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品の内容紹介です。
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「お待たせ致しました。カスタマーセンターです…」
今、日本からの問い合わせの電話の一部が、中国・大連に転送されている。電話を受けるのは、
現地採用された時給300~500円で働く日本人。彼らは日本を捨てたのか?それとも日本に
捨てられたのか?加速する若者たちの「日本離れ」の実態を追う。
--------------------
例えば…パソコンの使い方が分からない時、メーカーのコールセンターに電話をする。
すると、「お待たせしました、カスタマーセンターです」聞こえてくるのはハツラツとした
日本語。だが、その電話…実は今、中国など人件費の安い国に転送されている。電話の相手は、
海を渡った日本人。彼らの収入は、時給300~500円ほど。それでも彼らは、海を越え中国を
目指す。いつクビになるかとおびえていた日本での派遣労働時代よりもマシだから…。
これ以上いても、夢など持てない日本よりもマシだから…。
日本総研によると、日本人の国外流出数は、2007年10月~08年9月の1年間で10万人を突破。
中心にいるのは20~49歳までの若い世代。過去20年間で最大だという。そして、日本経済の
低成長と雇用の受け皿不足がこのまま続けば、若い世代が雇用機会を求めて、さらに海外へ
流出する可能性が高いという。
日本語が話せれば仕事がある…物価が安いから生きてはいける…。だからといって、金をため、
日本に帰国し、暮らせるほどのお金は手に入らない。つまり、彼らはもう二度と、日本に帰って
こないかも知れない…。そんな「片道切符」を理解し、彼らは自ら選んで旅立った。でも本当に
そうなのか?
一見、快適な暮らしを楽しんでいるようにも見える。だが中国で働く日本人たちは口をそろえて
言う。「日本には仕事がない」「やりたいことも夢もない」 今、日本の若者たちは、何に行き
詰まり、何におびえ、何を求めているのか?現代ニッポンが抱える知られざる現実。彼らは
日本を捨てたのか?それとも“この国の現実”に見捨てられたのか?
■中国・大連でコールセンター勤務 張替禎史さん(37) 月収約10万円
「リセットしたかった…」大学院卒業後、派遣社員として働いた倉庫内作業は将来が見えず辞めた。
再就職できず悩んでいた3年前、インターネットで見つけた大連でのコールセンターの求人募集。
環境を変えれば何か変わるかもしれない…すがるように中国に渡った。月収は約10万円。だが
物価の安い中国では日本より余裕のある生活が待っていた。高層マンションの家具付き1LDKで
家賃は約3万円。コールセンターの仕事は日本語しか使わないので楽だが、やりがいはない。
日本語で話しかけてくれる中国人の同僚に囲まれ、中国語も上達しない。日本語の通じる飲食店や
美容室に通うと、出費がかさみ、お金もたまらない。とりあえず3年、そう決めて中国にやってきた。
だが、日本に戻りたくても、今、自分を雇ってくれる会社は日本にあるのか?不安がつきまとう中で
出す「答え」とは…? (※続く)
●コールセンターで働く張替さん
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/21th/photo/12-296_02.jpg
◎http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/21th/12-296.html
2:ライトスタッフ◎φ ★:2012/08/21(火) 21:58:54.18 ID:???
>>1の続き
■中国・大連から上海へ…日本へ帰れなくなった飯田さん(仮名)(38)月収6万円
元警察官だった飯田悟さん(仮名)。警備会社に転職後、体調を崩し、フリーターに。仕事を求め
3年前、中国・大連にやってきた。今の仕事は、時給340円の日本語データ入力作業。どんなに切り
詰め、節約しても、帰国し日本で暮らしていくほどのお金がたまることはない。中国語もできず、
友達もいない中、一人、中国で3度目の正月を迎えた。日本に帰ることもできず、よりよい条件を
求め「上海へ行く」と言い残し、姿を消した…。
■中国・大連で日本のHP制作を請け負う 明田智典さん(37)月収8万円
大学卒業後、広告制作会社を起業したが、リーマンショックの影響で倒産。活路を見出すため、
全てを投げ打ち渡った中国・大連で、日本のHP制作を請け負う会社を立ち上げた。雇ったのは
日本語が話せない3人の中国人スタッフ。コミュニケーションが取れず、仕事が終わらない日々。
“残業文化”のない中国で、夜遅くまで働くことが理解できない中国人スタッフ。“日本式”を押し
付ける明田さんとの間で広がる距離感。スタッフ2人が退職し、仕事量は増加。ついには入院する
はめに…。それでも明田さんは言う。「自分が生きた心地がするのは、日本ではなく中国なんです」
■ディレクター・三浦淳信(フジテレビ情報制作センター)コメント
「コールセンターに電話をすると、その電話に対応しているのは海の向こうの日本人。
実は人件費が安い中国に転送されている。その話を聞いた時、ただただ驚きました。
いま“中国に日本人日本語だけで働ける職場”が生み出されている現実。取材の中で様々
日本人に出会いました。“これからの時代は勢いのある中国!”強い夢を抱き、キャリア
アップの為、中国に渡った人。“日本で仕事に就けなかったから…”就職難の日本を脱出し、
仕方なく仕事のある中国にやってきた人。一見、華やかに見える海外での生活。物価が安い
中国では、日本にいたころより余裕のある生活ができる反面、日本に帰国し、生活できる
ほどお金がたまらないという現実もあります。それでも、誰もが口をそろえて言うのは
“今の日本よりはマシだ”という言葉…。加速する若者の“日本離れ”の実態…彼らは日本を
捨てたのか?それとも“この国の現実”に見捨てられたのか?番組を通じて、今の日本が抱える、
知られざる現実を見ていただけたらと思います」
※以下はフジテレビで8月22日(水)26時40分~27時35分に放送される
第21回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品の内容紹介です。
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「お待たせ致しました。カスタマーセンターです…」
今、日本からの問い合わせの電話の一部が、中国・大連に転送されている。電話を受けるのは、
現地採用された時給300~500円で働く日本人。彼らは日本を捨てたのか?それとも日本に
捨てられたのか?加速する若者たちの「日本離れ」の実態を追う。
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例えば…パソコンの使い方が分からない時、メーカーのコールセンターに電話をする。
すると、「お待たせしました、カスタマーセンターです」聞こえてくるのはハツラツとした
日本語。だが、その電話…実は今、中国など人件費の安い国に転送されている。電話の相手は、
海を渡った日本人。彼らの収入は、時給300~500円ほど。それでも彼らは、海を越え中国を
目指す。いつクビになるかとおびえていた日本での派遣労働時代よりもマシだから…。
これ以上いても、夢など持てない日本よりもマシだから…。
日本総研によると、日本人の国外流出数は、2007年10月~08年9月の1年間で10万人を突破。
中心にいるのは20~49歳までの若い世代。過去20年間で最大だという。そして、日本経済の
低成長と雇用の受け皿不足がこのまま続けば、若い世代が雇用機会を求めて、さらに海外へ
流出する可能性が高いという。
日本語が話せれば仕事がある…物価が安いから生きてはいける…。だからといって、金をため、
日本に帰国し、暮らせるほどのお金は手に入らない。つまり、彼らはもう二度と、日本に帰って
こないかも知れない…。そんな「片道切符」を理解し、彼らは自ら選んで旅立った。でも本当に
そうなのか?
一見、快適な暮らしを楽しんでいるようにも見える。だが中国で働く日本人たちは口をそろえて
言う。「日本には仕事がない」「やりたいことも夢もない」 今、日本の若者たちは、何に行き
詰まり、何におびえ、何を求めているのか?現代ニッポンが抱える知られざる現実。彼らは
日本を捨てたのか?それとも“この国の現実”に見捨てられたのか?
■中国・大連でコールセンター勤務 張替禎史さん(37) 月収約10万円
「リセットしたかった…」大学院卒業後、派遣社員として働いた倉庫内作業は将来が見えず辞めた。
再就職できず悩んでいた3年前、インターネットで見つけた大連でのコールセンターの求人募集。
環境を変えれば何か変わるかもしれない…すがるように中国に渡った。月収は約10万円。だが
物価の安い中国では日本より余裕のある生活が待っていた。高層マンションの家具付き1LDKで
家賃は約3万円。コールセンターの仕事は日本語しか使わないので楽だが、やりがいはない。
日本語で話しかけてくれる中国人の同僚に囲まれ、中国語も上達しない。日本語の通じる飲食店や
美容室に通うと、出費がかさみ、お金もたまらない。とりあえず3年、そう決めて中国にやってきた。
だが、日本に戻りたくても、今、自分を雇ってくれる会社は日本にあるのか?不安がつきまとう中で
出す「答え」とは…? (※続く)
●コールセンターで働く張替さん
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/21th/photo/12-296_02.jpg
◎http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/21th/12-296.html
2:ライトスタッフ◎φ ★:2012/08/21(火) 21:58:54.18 ID:???
>>1の続き
■中国・大連から上海へ…日本へ帰れなくなった飯田さん(仮名)(38)月収6万円
元警察官だった飯田悟さん(仮名)。警備会社に転職後、体調を崩し、フリーターに。仕事を求め
3年前、中国・大連にやってきた。今の仕事は、時給340円の日本語データ入力作業。どんなに切り
詰め、節約しても、帰国し日本で暮らしていくほどのお金がたまることはない。中国語もできず、
友達もいない中、一人、中国で3度目の正月を迎えた。日本に帰ることもできず、よりよい条件を
求め「上海へ行く」と言い残し、姿を消した…。
■中国・大連で日本のHP制作を請け負う 明田智典さん(37)月収8万円
大学卒業後、広告制作会社を起業したが、リーマンショックの影響で倒産。活路を見出すため、
全てを投げ打ち渡った中国・大連で、日本のHP制作を請け負う会社を立ち上げた。雇ったのは
日本語が話せない3人の中国人スタッフ。コミュニケーションが取れず、仕事が終わらない日々。
“残業文化”のない中国で、夜遅くまで働くことが理解できない中国人スタッフ。“日本式”を押し
付ける明田さんとの間で広がる距離感。スタッフ2人が退職し、仕事量は増加。ついには入院する
はめに…。それでも明田さんは言う。「自分が生きた心地がするのは、日本ではなく中国なんです」
■ディレクター・三浦淳信(フジテレビ情報制作センター)コメント
「コールセンターに電話をすると、その電話に対応しているのは海の向こうの日本人。
実は人件費が安い中国に転送されている。その話を聞いた時、ただただ驚きました。
いま“中国に日本人日本語だけで働ける職場”が生み出されている現実。取材の中で様々
日本人に出会いました。“これからの時代は勢いのある中国!”強い夢を抱き、キャリア
アップの為、中国に渡った人。“日本で仕事に就けなかったから…”就職難の日本を脱出し、
仕方なく仕事のある中国にやってきた人。一見、華やかに見える海外での生活。物価が安い
中国では、日本にいたころより余裕のある生活ができる反面、日本に帰国し、生活できる
ほどお金がたまらないという現実もあります。それでも、誰もが口をそろえて言うのは
“今の日本よりはマシだ”という言葉…。加速する若者の“日本離れ”の実態…彼らは日本を
捨てたのか?それとも“この国の現実”に見捨てられたのか?番組を通じて、今の日本が抱える、
知られざる現実を見ていただけたらと思います」